タマムシブルース2013反省会

タマムシブルース2013を文合せに出したのでそれについておしゃべりしようかな。
こういう機会はだいたいラジオ任せだったので、久しぶりにブログで書こう。
例によって続きからで

 元々はめめがむかーし連載してた気長きままな旅紀行という小説で、やがては主人公のライバル候補に「人間に変身したメタモンのトレーナー」というのがありました。
 今回はそれをリサイクルする形で、どうにか短編形式にまとめられないかなあと思って頑張った結果がこれです。

 これを書くにあたって、薔薇のマリアvol.2の男(漢?ちょっと忘れた)が背中で歌うブルースの影響を非常に大きく受けました。タイトルにブルースがついてるのもそれの名残です。
 それでも頭の中で大きな骨組みが出来てもそれをどう書ききろうか結構苦労してああなりました。
 やっぱ余裕をもって書きたいですね。締切前日にそれまでちょこっと書いてたやつを全部消して一からぶああああっと朝の五時まで一気に書いて出すのはもう金輪際やりません。

 それとタイトルの2013(にぜろいちさん)は完全に語感です。2013年に投稿したから、ってだけです。
という訳で、あちこちにも書いているんですが来年に2014(にぜろいちよん)書き直します。ちょっと一年考えてきます。

ここから具体的な説明。

サクラがメタモンという伏線は何か所か散らばらせています。
多くの人が気付いただろうという箇所では、3段落目の


「な、名前ですか? あ、えっと……」
「気を悪くしたらごめんよ。無理に答えてくれなくてもいいから」
「あ、いえ、大丈夫です。……サクラ。わたしの名前はサクラです」
 そう言って、彼女は少しだけ恥ずかしそうに俯く。その動作も何をとっても愛おしくなる。
「サクラ、か。良い名前だね」
「わたし、桜が好きなので……」
 そう言って、風に煽られる髪を撫でつける。


ここで、自己紹介があまりにも不自然すぎる点から。サクラ、という名前は今考えた! みたいな感。
ちなみにそのあとシンヤのリアクションが少し遅れていますが(その次のシンヤの会話文が「……」から始まる)、実はその時点でちょっとシンヤも違和感を感じてました。

他は、0段落目の

 綺麗に出来たあいつの顔が、困惑と不安に歪む。


この「出来た」という言葉がメタモンが人間になったことを表わしていて、いわゆる作り物の顔ってことを言いたかっただけです。
綺麗に造られたあいつの顔が、のほうにするか迷った記憶がある。

最後は6段落目の

 俺の前を通ったサクラの右腕からは、強烈な果実の匂いがした。

これはサクラは果実を切るとき右腕をナイフに変形させて切った、っていうことなんですけどそんな情報詳しく挟むタイミングありませんでした。


 めめは風さんの小説が好き、というのは今に始まったことではないんですが、風さんのいわゆるもう一度読むことによって新たな発見が得られるテクニックにすごい憧れていて、非常に回りくどい事をしたんですがサクラがメタモンであることは一番最後に書きました。その結果、一部の人からは狙ったリアクション頂けたんですが、うーん……。
 本当はメタモン=サクラを一番最初に書いた方がいいかなあと思ったりもしたんですが、時間もなかったので諦めました。正直いまだにこれはどっちが正解なのか分かりません。たぶんどっちも正解で、どっちも不正解かなあ。2014が書けなかったらたぶん原因はこれになると思います。
 今回の一番の敗因は、やりたいことが二つあったことだったからだと思うんです。いわゆる二兎を追うものは一兎をも得ず。的な。
 「メタモンが人間に変身していたこと」と、「フータが立ち直る話」という二つを融合させるのが非常に難しかった。少なくともめめの実力では厳しいみたいです。
 その結果、場面展開が多くあっちこっちへ移動しまくる上になまじ一人称なせいでややこしく思った人が多かったんだと思います。
 「俺こと○○は──」みたいに文章書きたくないめめとしては、どうしてもこういう場面展開を重ねたいというのならもっとキャラクターをはっきりつけるべきでした。まあちょっと極端な例ですが、たとえばシンヤを関西弁にすれば差が浮き彫りになるとか? そこはどれがいいか個人的議論もっとしときます。


 今回この作品はガラスをテーマとして提出したんですが本当に申し訳程度のガラス要素ですね。
 まあでもガラスって言い張ればガラスでしょみたいな思考停止で出しちゃいました。無理です。
 サクラ、っていう名前が浮かんだ瞬間に、自分でやるテーマを旗じゃなくて桜にするべきだったと正直若干公開しました。
 フータは完全に思いつきで、シンヤはたまたま見てた野球の一球速報で野球選手の下の名前をお借りしました。
 PCSとかでも似たようなことやったりしているんですが、たくさんの名前が並ぶから便利ですよね。
 キャラクターに関して言えば、もっと掘り下げられたと思います。
 めめとしては三人とも主人公、っていう形にしたかったんですが、それにしてはサクラの葛藤だったり、シンヤの考えだったりが全然足りなくって、どのタイミングでどれだけ書けばいいか、どういう風に表現すればいいか、っていうのがサッパリ分かりませんでした。数式は書くの簡単なのに文章書くの難しすぎです。
 タマムシブルース2013が、きちんと書けた短編としてはCan't stop one's beat以来、おおよそ一年半ぶりになります。とりあえず書ききる、をテーマとしたので、そういう意味では満足なんですがいざ投稿したらそんなんはすぐにぶっ飛びました。その間はなんも書かなかったり、PCS進めたりで、特別実力が落ちたわけではなく、遜色ないと思っているけども、こうも上手く書ききれなかったのはやっぱり所詮めめはこの程度であるということでした。
 今回は自分の実力以上のモノを書こうとして自爆した系のものだと思うので、次回以降はもっと慎重になろうかなあと思ってます。
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[ 2013/05/03 01:30 ] 小説 | TB(0) | CM(0)
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