このお話は80%ノンフィクションです

トテラ(旧ポケノベ)の短編小説演習場提出作品、「このお話は80%ノンフィクションです」


テーマ『風車(かざぐるま)』

80%といいながら90%ぐらい実話です。
そして、時円シリーズ書くのもアリだなって思った。

地の文薄っwww

 でりでりは十時にはI塾にいた。
 自習室でひたすら宿題のみをし、それ以上のことはしない。そう、そんなやる気なし男である。
 そんなことより、宿題よりも気がかりな事があった。
(演習所なぁ。風車かぁ)
 その日の朝、参加表明をした演習所のネタを必死に考えていたのだ。


 ちらと時計を見ると、時計は十時半を指していた。
「はぁ~」
 こんな自習室、親なんかいなけりゃ家でひたすらネットし放題なのに。ちきしょー。
 そんなことを考えていると、ちょっぴり悲しさが俺を襲った。いや、これは悲しみかな。悲しみということでいいかな。そうしよう。
 ふと、扉が開くと親友であるAが自習室に入ってきた。一応ここは自習室なので基本しゃべるのは禁止である。
 一番前の席の自分と違ってAは一番後ろ(といっても三列目)の席なので、しゃべるためには後を向かないといけない。目と目で会話。そんなことを体育の教師が言ってたし、目を合わせて喋るのが自分のポリシー。
 中々進まない国語の入試問題をテキトーに終わらせ、今日の英語の時間にある英単語テストの勉強のためにVITALという本を取り出す。
「……」
 うわっ、何この単語。見たことないな。単語百問とかいじめじゃん。またテストボロボロやんけ。
 数分も経つと、英単語の勉強する気も失せる。おしゃべり禁止だけどもなんか別にいいか。
「なぁA。頼みごとがある」
「拒否」
「風車(かざぐるま)でなんか連想できる?」
「拒否って言ったやん。赤とか?」
 暇だったから、困っていた演習所のネタの手伝いしてもらおうと半ば強制に頼む。
「色~? もうちょっと、形的に。マジカルバナナみたいに。バナナと言った───」
「バナナはいいけど、形? ってかなんでそんなん聞くん」
「ん、風車をテーマに短編書かんとあかんから」
「じゃあさ、でりでり。これは? クルクル周る」
「状態やん!」
「俺もVITAL勉強しよか」
「話そらすな!」
 AはカバンからVITALを取り出し、パラパラと今回の小テスト範囲を見つめる。
「いい事考えた」
 俺の脳内で、電球三つが同時に光る。さきほどからしていた貧乏ゆすりを止め、さきほど、うっとしいじゃボケ! と思っていたVITALを再び開ける。
「VITALの単語から風車のヒントって出来るかな」
「多分無理」
「分かった、やってみる」
 Aの言葉を無視し、VITALから手ごろな単語(テスト範囲から)を探してみる。
「風車大学とかどう?」
「絶対無理やな」
 一番最初に目に付いた単語と風車を合成させてみるも、あまりにも無茶がありすぎる。もうちょっとマジメに。そして面白いのを。
「デザイン(design)……風車のデザイナーの話!」
「ワケワカラン」
「インベント(invent)とか使って風車の発明家の───」
「話広がらんやろ」
 ことごとく突っ込み返される妙案の数々。妙案であると同時に廃案である。
 その他にも約三十以上の単語を合成(最後の風車、流行の風車、民主主義における風車)をしたが、やっぱりダメだった。
「いっそかた……風車を『ふうしゃ』と読むのは?」
 ちなみにこの一言、この作品が完成後よくよく考えてみればRaiseさんと同じこと言ったんだなぁと思った。
 最後の案をAに振ってみるが、彼は「テーマは『かざぐるま』やろ」という突っ込みをし返す。
「けど『ふうしゃ』でなんかできるかな?」
 Aがちょっと挑戦気味に俺に問いかけてきた。
「ふうしゃをブッ壊すお話」
「発想小学生やな!」
「……」
 もう後が無い。とりあえずお茶を飲むか。
 水筒を取り出し、お茶をゴクゴクと流し込む。むせて思いっきり吐いた記憶は忌々しい。
 お茶を飲んでると再び案が思いついた。これは中々いけるかもしれない。
「風車職人のお話」
「職人!? 話広がらんやん!」
「とりあえずこれで考えてみる」
 とは言ったものの、さきほどから二十分は過ぎている。たいした案が出ない。
「でりでり、なんかひらめいた?」
 こんな超自己中な話についてきてありがとう。そう思って、すっからかんの頭から適当に合成させてみる。
「風車職人のとこに、社会見学で子供が来る」
「おっ、今回は期待できそう」
「そんで、子供が風車職人の家をブッ潰す」
「まだ潰すの!?」
「それが限界なのです」
「微妙にキャラ違ってる。もっとマシなのはないん?」
「むー」
 急に静かになった自習室。ただただ時計の秒針が音を立てる。脳みそをフル回転して考えると、少しおなかが減ってしまいそうだけども気にしない。というよりそういうこと考えてると余計ダメな気がした、マジメに考えよう。





「今、ここで話した出来事を書こう。一応風車がメインで討論されてるし」
 そして、俺は今投稿ボタンを押そうとしている。
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[ 2007/08/28 22:59 ] 小説 | TB(0) | CM(0)
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