文化異文化

昨日、なんとなく短編が書きたくなったので題を募集したら日本人形と言われました。

そして書いたら二つ出来上がってしまいました。
上はギリギリ日本人形だけど下は明らかに違う。

フィギュアについての知識がなかったので教えてくれた皆、ありがとう。

拍手返し
(たぶん)⑨さん
タイピングゲームなのかー
時間が出来れば確認しようと思います。
「で、なんだこの部屋は」
 久しぶりに出会った小学校時代の友達の家に行ってみると、彼の部屋は「フィギュア」で溢れかえっている。
 棚という棚には「フィギュア」しか乗っておらず、机、引き出しの中には所狭しと「フィギュア」が並び、さらにはベッドの上にも「フィギュア」が占領していた。
 しかもそれら一つ一つ丁寧に、ケースやカバーがしてある。細かいところまで無駄に手が届いている。
 ここまで行くと「こいつ馬鹿だ」をひょいと通り越して「可哀想」に到達した。
「ね、ね、すごいでしょ?」
 自慢げに言う彼に俺はどうもこたえることが出来ない。
「最近はスペースもなくなったから、可哀想だけど天井から紐て吊ってるんだ」
 言われて天井を仰ぐと、粗末な紐に「フィギュア」がたくさん吊られている。恐怖を感じ、鳥肌が立つ。
 しかもその天井に吊ってある「フィギュア」にまでかけ紐口のあるクリアケースがきちんとかかっているのだ。これはもう……。もう何も日本語が思いつかないのだが、あえていうと本当に可哀想だ。
「最近の日本人形はすさまじいな」
 俺が皮肉をこめてそう言うと、友達は何をばかなことをと表情を作り、切り返す。
「日本人形じゃなくて、日本製人形だよ」



──────


「で、なんだこの部屋は」
 久しぶりに出会った小学校時代の友達の家に行ってみると、彼の部屋は「フィギュア」で溢れかえっている。
 棚という棚には「フィギュア」しか乗っておらず、机、引き出しの中には所狭しと「フィギュア」が並び、さらにはベッドの上にも「フィギュア」が占領していた。
 確かに彼は大量の「フィギュア」を持っているが、どうも納得がいかない。
「ね、ね、すごいでしょ?」
 自慢げに言う彼に俺は憤りを感じざるを得なかった。
「最近はスペースもなくなったから、可哀想だけど天井から紐て吊ってるんだ」
 言われて天井を仰ぐと、粗末な紐に「フィギュア」がたくさん吊られている。怒りを感じ、作った拳が音を出す。
「なんなんだこの保存状態は!」
 俺が怒りをこめてそう言うと、友達は驚きを隠せずに呆然とおれをただ見つめている。
「ひ……紐で吊るすだと……その上大量に買ってる癖にカバーもしないで、ケースにも入れないで……ぐぬぬ、ゆ、許せん!」
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[ 2009/03/31 11:08 ] 小説 | TB(0) | CM(0)
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